無機質な社会に暇人が溢れたら
未来予測みたいな本が好きでよく読んでしまう。
それを基に、自分なりにいろいろ考えてみるのも割と好きだ。
最近は、AIが人の仕事を奪うってのがおおきなキーワードの
ようになっているけど、確かにそれはそうだと思う。
特に、士業。
とりわけ税理士さんなんか、厳しいように思う。
個人事業主の端くれなので、確定申告というものをするのだが
いまはfreeeで全て済んでしまう。
現状でもそんな感じなのに、今後もっとAIが発達すれば入力ももっと簡単になり、
あっという間に申告書を仕上げてくれるようになる。
依頼主の事を思って、いろいろと知恵を絞りながら節税方法を提案してくれる
優しい税理士さんはいてくれると嬉しいし、そこが他との差別化になるように思うけど、そのうち手心を加えないようにAIを導入したソフトによる申告が義務になる日も来るんではないだろうか。
何でもかんでも便利になり過ぎた今の世の中は、なんか無機質な印象を受ける。
そして、仮に予測通りにAIが人の仕事を奪った未来がくると暇人が溢れる事になる。
無機質な社会に暇人が溢れる。
そんなになったら何を求めるって、やっぱり人とのつながりだと思う。
何かと面倒な事も多いけど、それは形骸化した慣習であったり
既得権益ぶってエラそうにするやつらと付き合うのがイヤなだけであって。
本当に自分が好きと思える事で結びついた仲間や何でも話せる友人は
誰もが求めると思うし、そんな時代になればなおさら必要だと思う。
現状を維持しようとする努力は、かなり厳しい。
何よりそれは苦行となる。
抗えない時代の流れに逆らうのは、虚しい。
なので変化を恐れてはいけないし、むしろ積極的に変化はしていくべきだと思う。
でも、自分の中で普遍的な価値観はしっかり守らなくてはいけない。
誰かと比べて、勝ち組だ負け組だという世界で生きていてはいつまで経っても
幸福にはなれないだろう。
人として自分の事を思ってくれる仲間を増やし続ける努力はしようと思う。
なにも幅広い人脈が欲しいわけではない。
半径5メートルなんで比喩があるけどそれで十分だ。
でも、その時の興味や関心に基づいていろいろ行動を起こして、自分の世界は広げたい。そして、そこで縁があった人は大切にしていきたい。
結果的に、感覚値としては半径5メートルだけど、実際はもっともっと広い範囲で素晴らしい仲間がいる、そんな状態になっているのが理想だ。
人は人と結びつきあってこそ幸せになれる。
無機質になりつつあるからこそ、人のご縁は大切に。
世界を広げる意識は大切に。